子供用メールアドレスを作る理由
子供が生まれるとやること(やりたいこと)がたくさんありますよね。そんな中でメールアドレスの登録が必要になることがあります。たとえば、
- マイナンバーの申請
- 銀行口座の開設
などなど。このような登録に使用するメールアドレスは保護者のメールアドレスで問題ない場合がほとんどです。
ただ、子供が大きくなってからは子供自身に管理してもらおうと考えているものの場合、保護者のメールアドレスを使用していると、後からメールアドレスの変更が必要だったり自分のものと区別がつかなくなったりして、引継ぎの際に手間が増える可能性があります。
そこで、子供用のメールアドレスを早めに作っておくのがおすすめです。
あらかじめ子供用のメールアドレスを登録しておくと、メールアドレスの変更が不要になりますし、子供のために何をやっていたのか後から簡単に見返す(検索する)こともできます。なので極端な話、将来子供にメールアドレスを教えるだけで大概の引継ぎは済んでしまう…かもしれません。いずれにせよ子供への引継ぎはスムーズになるのかなと思います。
また子供視点からも、渡されたものが自分のメールアドレスに紐づいていて過去の状況も確認できるというのは、少なからず良い影響があるのではと期待しています。私自身親から銀行口座を渡してもらったことがあるのですが、とてもありがたい反面、自分との繋がりが感じられず戸惑った記憶があります。メールアドレスを通して情報を集約しておくことで、ここに紐づいているものは「保護者から自分への贈り物」 「(将来は)自分が管理していくもの」という認識を子供が持ちやすくなったりしないかなと思ったりしています。
メールアドレスの選択肢
メールアドレスは特段の理由がない限りいわゆるフリーメールサービスで十分だと思います。代表的なものとしてはたとえば以下が挙げられます。
正直どれを選んでも困らないと思うので、好きなサービス(保護者がよく使っているサービス)でメールアドレスを作成すると良いと思います。とくに何でもいいよという場合はひとまずGmailを作成しておくのがおすすめです。現時点でGmailは最も使用されているメールサービスですし、作っておいて損はないのかなと思います。
子供用Googleアカウントを作成する
Gmailを使用することに決めた場合、子供用のGoogleアカウントを作成する必要があります。子供が13歳未満の場合、保護者の同意のもとGoogleアカウントを作成することができ、その管理は保護者が行います(ファミリーリンク)。このとき、保護者もGoogleアカウントを所持している必要があります。詳細な手順は以下に記載されています。
お子様の Google アカウントを作成する - Google For Families ヘルプ
念のため補足しておくと、子供用Googleアカウントの作成および管理はAndroidデバイスやChromebookを所持していなくても可能です。保護者がGoogleアカウントを持っていれば、ブラウザからアカウント作成、Google検索結果等のコンテンツ制限、アカウント管理を行うことができます。ただし、デバイス管理などの一部機能はAndroidデバイスやChromebook限定の機能です。
そのほか子供用Googleアカウントを作成しておくと、Gmailやファミリーリンクの他、ファミリーカレンダー等も使用でき非常に便利です。
ただし、子供用Googleアカウントは13歳から子供自身がアカウントを管理することをいつでも選択できるようになるので、この点は別途留意が必要です。
メールアドレスを渡すタイミング
このメールアドレスの存在を子供にいつ伝えるかは悩みどころですね。
おそらく子供自身もメールアドレスが必要だと思うタイミングは、スマートフォンを所持するときだと思います。個人的に、スマートフォンを持つ(持てると保護者が判断できた)タイミングでこのメールアドレスも渡してしまえばよいのかなと思います。スマートフォンとともに使い方や情報管理について伝える良い機会になるのではと思っています。